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システム要件とは

システム要件とは、システム開発における要件定義のフェーズで、特定の業務要件を達成するためにシステムに求める要件のことを指します。システムが具体的に何を達成すべきで、どのように動作すべきかを明確にする基準となるのがシステム要件です。

 

システム要件は、機能要件非機能要件の二つに分類されます。

定義されたシステム要件は、その後の設計や実装、テストの各フェーズで基準として用いられます。機能要件と非機能要件の両方が適切に満たされたシステムを利用して、システムの利用者が自身の業務を適切に行うことができてはじめて、利用者のニーズを満たすことができます。

 

システム要件は、システム開発会社が一方的に決定するものではありません。これは、システム開発会社と、システムを利用する発注者側が協力して作り上げる共同作業となります。

 

発注者側の役割は、自らがシステムの導入によって何を実現したいのかについて、具体的なニーズと要望をシステム開発会社に対して明確に伝えることです。発注者側のビジネス目標は何か、日々の業務を行う上でシステムがどのように対応すべきか、どのような機能が必要かなどを具体的に示すことが求められます。

 

一方システム開発会社は、発注者側からの要望を理解し、それを具体的なシステム要件に落とし込む役割を果たします。また、技術的な視点から、より効果的な実現方法や制約を発注者側に伝えることも重要です。

 

最適なシステム要件を定義するためには、双方のコミュニケーションと相互理解が不可欠となります。


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この記事の編集者

堤 暁彦

堤 暁彦

IT調達ナビの運営会社である、(株)グローバル・パートナーズ・テクノロジーに新卒入社。 ITコンサルティング業務に従事しつつ、IT調達ナビでシステム発注に役立つ記事を展開するというメディア運営業務にも携わる。

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