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RPAとは?業務の効率化を実現する最先端のテクノロジーについて解説

RPAとは「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略で、人間がパソコン上で行っている事務作業を、ソフトウェアロボットによって自動化する技術を指します。

RPAは、手順が定型化された反復作業に適しており、大量のデータ整理や入力作業などを効率的に自動化することが可能です。

RPAによって代替できる作業の例は、以下の通りです。

  • データの整理・登録
  • 複数データの数値照合
  • 定型書類の作成・発行
  • 情報収集・分析

このように、RPAは人員不足の解消に貢献する技術として、様々な業界で活用されています。

特に自治体においては、以下のような業務への活用が広がっており、行政職員が本来注力すべき業務に専念できる環境づくりが進められています。

  • 請求書の会計処理
  • AI-OCRと組み合わせて大量の紙申請書類のシステム登録作業

その他のRPAの活用事例については、以下の記事をご参照ください。

参考リンク:https://gptech.jp/articles/it-strat-gov-bpr-3steps-9perspectives/

なお、RPAを導入する際には、業務の再構築(BPR:Business Process Reengineering)を前提とした検討が不可欠です

業務フローの見直しや様式の標準化などに取り組まなければ、RPAの効果を十分に引き出すことができません。

また、RPAはあらかじめ定義された処理を正確に実行するのは得意ですが、「判断」を伴う作業はできません。

そのため、例外処理や確認作業などは人間が対応する必要があり、それらを踏まえた業務設計と効果測定が求められます。

BPRの進め方や導入時の留意点については、以下の記事もぜひご参照ください。

この記事の編集者

下里 朋子

下里 朋子

自治体で情報政策分野を9年間担当した後、IT調達ナビの運営会社である(株)グローバル・パートナーズ・テクノロジーに中途入社。ITコンサルティング業務に従事しつつ、IT調達ナビでシステム発注に役立つ記事を展開するメディア運営業務にも携わる。

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