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RPA

 

RPAとは「Robotic Process Automation」の略で、人間がパソコンで行う事務作業を、ソフトウェアを利用して自動化する技術のことです。
RPAは、手順が定型化されていて反復して何度も行う作業を処理することに適しており、大量のデータ整理や入力作業を人のようなミスをせずに実行できます。
RPAで処理できる主な作業の例を下記に挙げます。

  1. データの整理・登録
  2. 複数データの数値照合等
  3. 定型書類の作成・発行
  4. 情報収集・分析

 

RPAは一度作業手順を覚えてしまえば、どんなに期間が空いても同様に確実に実行することができ、休みを与える必要もありません。こういったことから、人員不足の解決策となり得る技術として、様々な業界で活用されています。
中でも自治体では、AI-OCRと組み合わせて大量の紙の申請書類をシステムに登録する作業や、請求書の会計処理等、多くの人員と時間を費やしていた業務にRPAを活用することで職員が本来やるべき仕事・職員でなければできない仕事に注力できる環境を作ろうという試みが広がっています。


RPAを導入する際に留意すべき点は、業務の再構築(BPR)を前提とした検討が必要である点です。業務フローの見直しや、様式の標準化等に取り組む必要があり、RPA導入の際の課題となります。また、RPAはあらかじめ決まった処理を正確にこなすことが得意な一方、判断を下すことはできません。例外処理や処理後の確認作業等には人が対応する必要があるため、それらを考慮した業務フローの再構築、効果測定を行う必要があります。


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この記事の編集者

下里 朋子

下里 朋子

自治体で情報政策分野を9年間担当した後、IT調達ナビの運営会社である(株)グローバル・パートナーズ・テクノロジーに中途入社。ITコンサルティング業務に従事しつつ、IT調達ナビでシステム発注に役立つ記事を展開するメディア運営業務にも携わる。

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