要件定義
要件定義とは、システムで実現する業務や機能などを定義することです。
事業目標達成のために、システムで実現したいこと(要求)を、システムとして「どの範囲を」「どのように」実現するかを具体的に整理します。
要件定義を実施する主な目的は、システム開発を依頼する開発会社側に、抜け漏れなく要望を伝え、システム開発作業を効率よく実施してもらうためです。
要件定義では、「業務要件」「機能要件」「非機能要件」の3種類を定義します。
「業務要件」の定義では、新しいシステムを導入した後の業務実施手順や、システムで対応する(しない)業務の範囲などを定義します。
「機能要件」の定義では、導入するシステムの機能や画面などを定義します。
「非機能要件」の定義では、導入するシステムの性能やセキュリティなど、「システムに関する機能以外の事項」を定義します。
なお、「要求定義」とは、発注側がシステム開発会社へ発注する前に、システムで実現したいことを具体化することです。
要件定義は、要求定義で発注側が実現したいと定義した要求に対して、発注側と開発側で協議しながら、システムでの実現方法を整理することであるといえます。
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