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要求定義とは

要求定義とは、新システムの導入や既存システムの刷新を検討している会社が、システム開発会社へ発注する前に、システムに求める仕様(システムで実現したいこと) を具体化することです。

要求定義を実施する主な目的は、「自分たちが求めている新システム像」を発注先の候補となるシステム開発会社に齟齬なく伝えるためです。

システムを発注するプロセスにおいては、複数の段階に分けて要求定義を実施します。
まずは、現在の業務やシステムの課題を洗い出して、それを解決するためにシステムに求めたい「要求概要」を検討します。
次にその要求概要をもとに、発注先候補のシステム開発会社から情報収集をして要求を詳細化します。
詳細化した要求をもとに発注先候補のシステム開発会社から提案を受領し、その提案内容をもとに「要求仕様」を固め、システム導入/刷新計画書に反映させていきます。

なお、「要件定義」は、発注側の企業で検討した要求仕様をもとに、発注し契約をしたシステム開発会社と一緒にシステムで実現する要件を決めるプロセスのことです。
要求定義の内容が甘ければ、要件定義の段階でシステム開発会社との検討に時間がかかり、場合によっては想定していた以上の費用や工数が発生する可能性があります。そのため、要求定義は、システム開発会社への発注前に丁寧に実施しておくことが重要になります。

この記事の編集者

武田 祥太郎

武田 祥太郎

IT調達ナビの運営会社である、(株)グローバル・パートナーズ・テクノロジーに新卒入社。 ITコンサルティング業務に従事しつつ、IT調達ナビでシステム発注に役立つ記事を展開するというメディア運営業務にも携わる。

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