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製品ロングリスト、ミドルリスト、ショートリストとは

「製品ロングリスト」「製品ミドルリスト」「製品ショートリスト」とは、パッケージでのシステム導入・刷新を検討する際に、候補となる製品を絞り込み、整理するために作成するリストです。(※1)
候補製品の絞り込みは、製品ロングリスト→製品ミドルリスト→製品ショートリストの3段階で実施します。
網羅的に洗い出した製品を全て詳細に調査することは大きな負担がかかってしまうため、3段階に分けて段階的に製品を絞り込みます。

(※1)3種類のリスト「製品ロングリスト」「製品ミドルリスト」「製品ショートリスト」の名称は、IT調達ナビの運営会社である(株)グローバル・パートナーズ・テクノロジーが独自に設定した名称となります。製品を絞り込む段階ごとにリストを定義することで、関係者との共通認識を得やすくなります。

各リストの説明は、以下の通りです。

◆製品ロングリスト
製品ロングリストとは、検討範囲に関係しそうな候補製品を幅広くリストアップしたものです。
自社の現状調査と並行して、WEBでの検索を活用し、現行の自社の課題を解決できそうな製品をできる限り多くリストアップします。

 

◆製品ミドルリスト
製品ミドルリストとは、自社の現状調査や分析を踏まえ検討した前提条件(※2)に基づき、製品ロングリストから、前提条件に合致する製品を残し、合致しない製品を除外したリストです。WEB上での製品の詳細な調査やサービスサイトから請求できる製品カタログなどから、打ち合わせをせずに入手できる範囲の情報のみで判断します。

(※2)前提条件とは、費用や必須機能の有無、システムによって解決したい主要課題に対応できるかどうかなどが例として考えられます。

 

◆製品ショートリスト
製品ショートリストとは、製品ミドルリストに記載された製品の提供会社と打ち合わせを行い、WEBやカタログからでは得られない情報をもとに適合しそうな製品は残し、適合しない製品は除外したリストです。
製品ショートリスト作成の段階では、並行して検討を進めている業務やシステムのあるべき姿から、製品に求める条件を更に明確化して絞り込みます。

 

製品ショートリストができあがれば、リストに記載された製品の提供会社に対して、RFI(情報提供依頼書)を発出します。RFIによって更に詳細な情報を収集し、システムの導入/刷新計画を策定します。


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この記事の編集者

武田 祥太郎

武田 祥太郎

大学時代法学部で労働基準法の研究を進める中で日本の労働生産に課題を感じ、ITによる企業体質の健全化を目指して(株)グローバル・パートナーズ・テクノロジーに新卒入社。 民間企業のITガバナンス、マネジメント支援業務に従事し、同社のナレッジ活用知見を活かしてIT調達ナビで記事の展開にも携わる。

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