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As-Is・To-Beとは?IT調達における頻出用語の意味と使い方について解説

近年、デジタル化の加速やDX進に伴い、多くの企業が業務改善や情報システムの見直しを進めています。

このような取り組みを成功させるうえで重要な概念が「As-Is(アズイズ)」と「To-Be(トゥービー)」です。

「As-Is(アズイズ)」とは「現状」という意味を持つ英熟語です。

使い方としては、下記のような使い方です。

  • As-Is業務:現状の業務を指す用語です。
  • As-Isシステム:現状のシステムを指す用語です。

一方、「To-Be(トゥービー)」は、「将来あるべき姿」「理想の姿」を意味する英熟語です。

現状分析をした後、課題分析やプロジェクト目標の具体化・最終化を実施します。

次に、企業が目指すべき理想の業務プロセスやシステムを明確にします。

その際に使われるのがTo-Beという用語です。

使い方としては、下記のような使い方です。

  • To-Be業務:システム導入後の理想の業務を指す用語です
  • To-Beシステム:システム導入後の理想のシステムを指す用語です

両者を比較することで、何が足りないのか、どのように業務を効率化すべきかが明確になり、結果として費用対効果の高いIT投資を実現することができます。

ヒアリングや業務フロー作成のポイントについて知りたい方は下記の記事をご参照ください。

現状分析から業務のあるべき姿を検討するフェーズについて解説した記事もあります。

情報システムの刷新を担当することになり課題分析をすることになった担当者の方は、下記の記事もご参照ください。

この記事の編集者

武田 祥太郎

武田 祥太郎

大学時代法学部で労働基準法の研究を進める中で日本の労働生産に課題を感じ、ITによる企業体質の健全化を目指して(株)グローバル・パートナーズ・テクノロジーに新卒入社。 民間企業のITガバナンス、マネジメント支援業務に従事し、同社のナレッジ活用知見を活かしてIT調達ナビで記事の展開にも携わる。

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