
APIとは?初心者にも分かるようにAPIの仕組み・メリット・活用例を解説
API(Application Programming Interface)とは、ソフトウェアやプログラム同士が機能やデータをやり取りするための「接点」を定めた仕様のことです。
「インターフェース」とは、そもそも何かと何かをつなぐ接点や接続ルールのことで、APIは異なるアプリケーションやサービスを繋ぐ役割を果たします。
たとえば、飲食店のWebサイトにGoogle Mapが表示されているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
このとき、WebサイトはGoogle Mapアプリを開かずとも地図を表示・操作できるようになっています。
この「Google Mapの機能を外部から利用できるようにする仕組み」こそがAPIです。
開発に際してAPIを利用する目的として、「システム間データ連携の開発負荷を削減するため」があげられますが、すべてのケースにおいて開発負荷を削減できるわけではありません。
APIで接続する際、APIで「接続する側」と「接続される側」がありますが、APIはアプリケーション間・業界間で標準化されているわけではないため、双方に開発が必要です。
またAPIが特に効果を発揮するのは、「1対N」の連携が必要な場合です。
例えば、”Googleが1つのAPIを公開しておけば、複数のWebサイトやアプリがそのAPIを使って地図機能を利用できる”等が該当します。
このように、「1(提供者)」がAPIを公開することで、「N(利用者)」との連携コストを抑えることができます。
逆に、「1対1」の限定的な連携では、API開発のコストメリットは小さくなる傾向があります。
APIは、アプリケーションやシステム同士が連携し、機能や情報を共有できるようにするための共通言語のようなものです。
使い方や実装の仕方によっては、開発効率の向上、業務プロセスの自動化、サービスの拡張など、さまざまなメリットをもたらします。
ただし、導入前には「連携の規模」や「実装コスト」をよく検討することが重要です。
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