As-Is(アズイズ)・To-Be(トゥービー)
As-Is(アズイズ)とは、「現状」という意味の英熟語です。
IT分野では、現在の業務フローや現行システムの「現状の姿」のことをAs-Isと呼びます。
To-Be(トゥービー)とは、「理想像」という意味の英熟語です。
IT分野では、新システム導入後の業務フローや新システムの「あるべき姿」のことをTo-Beと呼びます。
システムを発注する際は、発注前の初期段階の「現状調査」として、自社の業務やシステムの現状を整理することで「As-Is」を把握します。
また、「As-Is」と対比して、「どのような状態が理想か」という「To-Be」を検討します。現状(As-Is)と理想(To-Be)のギャップを課題として捉え、このギャップを埋めるという視点で、業務改善やシステム導入による対応策を検討します。
実際のシステム発注の場面では、現状のことを示す際に「As-Is○○」、システム導入後のことを示す際に「To-Be○○」のように使うことがあります。
例えば、前述の現状調査の際に、現状の業務やシステムのことを「As-Is業務」「As-Isシステム」、また、As-Is業務の整理のために作成する業務フローのことを「As-Is業務フロー」と呼びます。
理想の業務やシステムのことを「To-Be業務」「To-Beシステム」と呼称します。To-Be業務を業務フローに落とし込んだものを「To-Be業務フロー」と呼びます。