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アジャイル型開発とは?変化の激しい時代に注目される開発手法について解説

アジャイル型開発とは、システム開発手法の一つであり、ビジネス環境の変化やユーザーの要望に迅速に対応することを目的とした反復型の開発スタイルです。

短期間の開発サイクル(=イテレーション)を繰り返しながら、段階的に機能を追加・改善していくのが特徴です。

アジャイル型開発の基本的な進め方は、

「設計」、「開発」、「テスト」→リリース→「設計」、「開発」、「テスト」→リリース→「設計」、「開発」、「テスト」となっています。

毎回のサイクルごとに機能単位で小さく開発・検証・リリースするため、ユーザーの声をすぐに反映することができます。

アジャイル型開発のメリットは、下記の2点です。

  1. ユーザーの要求を踏まえて、順次リリースを行うため仕様の変更に柔軟に対応できること
  2. 1つのイテレーションごとにリリースされるため、仕様変更があっても大きな手戻りが発生しないこと

一方で、アジャイル型開発のデメリットは、ユーザーの要求を踏まえてシステムの仕様を徐々に固めていくため、システムの全体感が見えにくく、プロジェクトの計画を立てづらくブレやすいことが挙げられます。

近年では、伝統的なウォーターフォール型開発とアジャイル型開発それぞれの手法の長所を柔軟に取り入れることもあります。

例えば、要求定義フェーズではウォーターフォール型で要求を定め、開発フェーズではアジャイル型開発を採用し、ユーザーの要求に柔軟に対応しながら開発を進める場合もあります。
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ウォーターフォール型開発とは

この記事の編集者

柳元 華奈

柳元 華奈

北京大学日中通訳専門修士卒。日本経済の活性化を目指し、日本のIT変革やアジアとの架け橋となるべく、(株)グローバル・パートナーズ・テクノロジーに新卒入社。 主に民間企業のシステム刷新プロジェクトに従事し、同社のPR・マーケティング全般の業務やIT調達ナビの運営業務にも携わる。

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