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パッケージとは?システム導入前に知っておくべき基礎知識について解説

IT分野におけるパッケージとは、あらかじめ製品化されたソフトウェアや業務システムを指します。

一般的に、多くの企業が共通して利用できるように設計されており、販売管理や会計など、特定業務に必要な機能が標準で搭載されています。

これに対し、システムをゼロからオーダーメイドで構築する方法をスクラッチ開発と呼びます。

スクラッチ開発と比較したパッケージ導入のメリットは下記です。

  • 初期費用を抑えることができる
  • 短期間で導入できるため、早期に業務改善効果を得ることができる

一方、パッケージ導入のデメリットは下記です。

  • 自社特有の業務フローに対応できない可能性がある
  • 他システムと連携をする際、インターフェースの互換性などを検討する必要がある

パッケージの標準機能で対応できない業務については、アドオン開発やカスタマイズなどによって補完することも可能です。

ただし、追加開発にはコストが発生し、ソフトウェアのバージョンアップ時に対応が難しくなるといった課題もあります。

そのため、パッケージ導入時には、パッケージが持つ標準機能と自社の業務要件・業務プロセスとの整合性を確認することが重要です
この分析手法は「Fit & Gap分析」と呼ばれます。

なお、IT調達ナビの運営会社である(株)グローバル・パートナーズ・テクノロジーでは、パッケージ選定時の製品比較において、製品ロングリスト→製品ミドルリスト→製品ショートリストの3段階で候補を絞り込む手法を提唱しています。

詳細について知りたい方は、下記の記事をご参照ください。

この記事の編集者

武田 祥太郎

武田 祥太郎

大学時代法学部で労働基準法の研究を進める中で日本の労働生産に課題を感じ、ITによる企業体質の健全化を目指して(株)グローバル・パートナーズ・テクノロジーに新卒入社。 民間企業のITガバナンス、マネジメント支援業務に従事し、同社のナレッジ活用知見を活かしてIT調達ナビで記事の展開にも携わる。

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