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パッケージ

パッケージとは、IT分野では、既に製品化されているソフトウェア、システムのことを指します。

パッケージのメリットは、「初期費用を抑えられる」「短期間で導入できる」ことです。
既に開発されたシステムを導入できるため、ゼロから開発を行う必要がありません。
その分初期費用を抑え、導入までにかかる時間を短縮することができます。基本的にはパッケージに搭載されている標準機能で問題ないが、一部の業務のみパッケージの標準機能で対応できない業務がある、という場合には、部分的にカスタマイズ開発をして導入することもあります。

パッケージの導入を検討する上で注意したいことは、「自社特有の業務には対応できない可能性がある」ことです。パッケージは特定の領域に絞った業務かつ汎用的な標準機能を有することが多いため、独自性の高い業務の場合には適合しない可能性があります。そのため、事前にパッケージの持つ機能と、システム利用者の業務プロセスや求めるシステムの機能を比較して、適合度合いを分析することが必要です。(この分析を「Fit&Gap」と呼びます。)

また、パッケージの導入とは別に、システムをオーダーメイドでゼロから構築することを「スクラッチ開発」と呼びます。 システムを導入したい業務の独自性が高く、競合他社との差別化に貢献するような重要な領域の場合は、スクラッチ開発でのシステム導入を行うことが推奨されます。

 


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この記事の編集者

武田 祥太郎

武田 祥太郎

大学時代法学部で労働基準法の研究を進める中で日本の労働生産に課題を感じ、ITによる企業体質の健全化を目指して(株)グローバル・パートナーズ・テクノロジーに新卒入社。 民間企業のITガバナンス、マネジメント支援業務に従事し、同社のナレッジ活用知見を活かしてIT調達ナビで記事の展開にも携わる。

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